結成(設立・創業)10周年、20周年の節目に発行する記念誌。
その構成要素<記事>は、発行の目的や体裁<ページ数や印刷の色数>によって異なりますが、ベーシックな項目をご紹介してみます。
ページ構成の一例
グラビア
巻頭で展開することの多い、写真主体のページです。
周年記念行事<式典・レセプション・イベントなど>の模様、あるいは組織の活動の写真を時系列や項目別にまとめ構成します。
挨拶
加盟組織、上部団体、OBなど、関係者から祝辞を頂戴し掲載します。
History
組織の歴史を振り返る、記念誌の核となる要素が「History」です。
具体的な内容は、過去の重要な取り組みや出来事、労働組合の場合は賃金や労働条件向上のための取り組みと成果、各種行事やイベントの沿革など。
誌面展開は、文章を中心にする「読ませる」タイプ<労働組合の場合、「運動史」ともいえるもの>、写真をふんだんに使用し、「見やすく」「親しみやすい」タイプとさまざま。
獲得成果
Historyが時系列に労働組合や会社組織の歴史を振り返るものとすると、「獲得成果」は、取り組み項目ごとに過程と成果<妥結>をまとめるものです。
対談、鼎談、座談会
労働組合の歴代委員(執行委員長や書記長など)や会社の歴代役員に、過去の出来事や取り組みに関する背景や経過、エピソードなどを語っていただきます。
現存の議案書(経過報告書)など、誌面として残っている史実とは異なる、新たな発見が期待できます。
インタビュー、証言集
座談会形式の展開が難しい際にお勧めしたいのが、インタビューや証言集です。
組織に関わった方々を訪問して直撃取材をしたり、思い出やエピソードを寄稿していただくことで、座談会同様、新たな事実が発掘できたりします。
DATA集
歴代の役員名簿、組合員(社員)数の推移、賃金・労働条件の向上に関する取り組みを、表やグラフでまとめます。
ここにご紹介したのは、<一例>であり、いろいろな切り口から、さまざまな企画・要素が考えられます。 労働教育センターでは、組合や組織のご希望を反映しながら、伝えたいメッセージや先達へ届けたい感謝の意が、スムーズに的確に表現できる記念誌制作をサポートしています。