女も男も No.128 共に生きる社会へ──差別・排除の思想を超えて(ON128)
PART 1 相模原事件が問いかけるもの
「いらない命・価値なき命」という思想に強く反対します
中尾悦子(全国自立生活センター協議会常任委員)
相模原事件と措置入院
──精神しょうがい者の立場から
高見元博(兵庫県精神障害者連絡会代表)
自らの支援のあり方を問い直す支援者たち
──当事者、遺族、そして支援者への精神的ケアを
白崎朝子(認知症ケアワーカー・ライター)
社会に浸透するヘイトと不寛容
前田朗(東京造形大学教授)
PART 2 優生思想を考える
堕胎罪と優生保護法
──中絶をめぐって「女性」と「障害者」が出会うこと
大橋由香子(フリーライター・編集者)
障害者から産むことを奪った強制不妊手術
松原洋子(立命館大学大学院先端総合学術研究科教員)
出生前検査をめぐって
二階堂祐子(明治学院大学社会学部非常勤講師他)
功利主義と尊厳死法案化の動き
野崎泰伸(佛教大学非常勤講師)
PART 3 分ける教育から共に学ぶ教育へ
日本はインクルーシブ教育を実現する方向に向かっているのか
一木玲子(大阪経済法科大学客員研究員)
〈当事者から〉
子ども同士が触れ合うチャンスを奪わないで
堀 楓香(大学2年生)
〈親の立場から〉
誰かの手を借りないといけないからこそ、いろんな人と関わってほしい
木下恵子
●障害児を普通学校へ・全国連絡会の歩みから「教育」を考える
片桐健司(障害児を普通学校へ・全国連絡会運営委員)
〈教職員から〉
多様な子どもたちが共に学べる環境づくり、授業づくりに取り組んで
大久保奈千(兵庫県芦屋市立浜風小学校教諭)
【対談】インクルーシブ教育を考えることは教育の原点とは何かを考えること
内海早苗(日教組女性部長)×下坂千代子(日教組インクルーシブ教育部長)
PART 4 共生社会への道
障害者差別解消法を暮らしに活かす
──「介助者がいなければ参加できません」はNGです!
崔 栄繁(特定非営利活動法人DPI日本会議議長補佐)
個性豊かなメンバーがにぎやかに通う工房「魔法陣」
──パンづくり・機織りを通して地域とつながる
魔法陣のみなさん
仲間と共に地域で生きる
──“親より友・仲間”を信条として
北村惠子(チームかなこ)