女も男も No.130 ヘイトを超えて(ON130)
PART 1 ヘイトは被害者を傷つけ社会を壊す
教育現場をめぐるヘイト事件
──京都朝鮮第一初級学校事件と徳島県教組事件が問いかけるもの
金 尚均(龍谷大学法科大学院教授)
加害の歴史を繰り返さないために
──関東大震災朝鮮人虐殺から何を学ぶのか
西崎雅夫(一般社団法人ほうせんか理事)
ヘイト・スピーチを止めるために
──対策の現状と課題
前田 朗(東京造形大学教授)
PART 2 多文化共生の教育実践
多文化教育の過去・現在・これから
榎井 縁(大阪大学特任准教授)
〈教育実践報告①〉日本語支援のとりくみを通して
福岡裕城(久留米市立金丸小学校教員)
〈教育実践報告②〉通信制独立校だからこそできることを
井上恭宏(神奈川県立横浜修悠館高等学校教員)
豊かな出会いがヘイトをはね返す
黒田恵裕(奈良県外国人教育研究会事務局次長)
〈教育実践報告③〉自分自身を語ること、その先に
奈良県御所市立大正中学校3学年教師集団
《探る・深める》教科としての「道徳」は「多様性」を保障しうるか
池田賢市(中央大学文学部教授)
《リポート》学校での「ミサイル飛来時の対応」配布をめぐって
岡田由布紀(くらしとせいじカフェ)
PART 3 朝鮮学校「無償化」除外問題を考える
司法が追認した公的な制度差別問題と裁判闘争の意義
──東京朝鮮高校生「無償化」裁判判決を受けて
梁・永山聡子(大学非常勤講師)
民族教育権と朝鮮学校の歴史
佐野通夫(教育学研究者)
【座談会】権利を勝ち取るまであきらめない
東京朝鮮学校オモニ会(金栄愛、朴史鈴、厳広子)
PART 4 ヘイトを許さない街づくり
ヘイトデモを止めた川崎市桜本の共生の力
崔江以子(川崎市ふれあい館副館長)
40年にわたり築いた信頼関係、荒川日朝婦人の集い
荒川日朝婦人の集い世話人(小野崎佳代、金錦汝、斉藤ゆうこ)
ムスリムの人々との出会いと交流を求めて
店田廣文(早稲田大学人間科学学術院教授)