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劣化ウランについて 核兵器=核反応を利用した兵器。
劣化ウラン弾=核分裂や核融合をしないので、核兵器ではない。
  劣化ウランができる図

 

劣化ウランができる図
 

上の図の説明
天然ウランの成分は、
ウラン235ウラン238がほとんどの割合をしめています。 ウラン235は核分裂を起こすので原発や原爆に利用されています。
しかし天然ウランには、ウラン235は、わずか0.714%しか含まれません。
そこで天然ウランを濃縮してその割合を3〜4%まで高めた濃縮ウランをつくります。それを軽水炉というシステムの原子力発電の燃料として使います。

原爆の場合はウラン235を100%近くまで濃縮します。

一方、その時に比重として1対5〜10位の割合で核分裂を起こさないウラン238がほとんどを占める劣化ウランが出来てきます。
ウラン238は、濃縮ウランにも劣化ウランにも含まれます。このウラン238が低速中性子を吸収すると核分裂をおこすプルトニウム239になります。
そのような現象は、軽水炉の中でも起っていて、使用済燃料にプルトニウムも含まれます。
そのことを利用して原発の使用済燃料を再処理してプルトニウムを取り出してウラン238と混合してMOX燃料とし、もう一度軽水炉で利用する。その時にまたプルトニウムが出来てくる。これをプルサーマルといいます。プルトニウムのプルとサーマルリアクター(軽水炉)のサーマルの造語です。
そして原発の大きな問題は放射能に関係する廃棄物や事故等の安全性です。

と大雑把な説明でした。

 

ビル建設から憲法改定まで、世の中には賛成派と反対派と無関心派が存在する。
劣化ウラン弾に関しても、右や左から様々な情報が流れています。はたして放射能の影響はあるのかないのか?
しかし、武器としての使用はされておりますから被害者はたくさんいます。
戦争自体が間違っている!と私は思っています。
.....(全ての武器を楽器に!)

「劣化ウラン告発フラッシュムービー」

で見られるこれらの影響はいったいなんなんだろう。

話は移り原子力発電関係のことですが、ナガサキの原爆に使われたプルトニウムをめぐっても意見が分かれております。
使用済燃料を利用してプルトニウムを増殖しながらエネルギーをつくる 高速増殖炉の推進と反対です。青森県にある六ヶ所村の核燃料再処理施設などもそのための施設です。
高速増殖炉
核燃料再処理施設

推進派は日本で一般的なスタイルの軽水炉での使用済燃料がたまり続けるということはプルトニウムもたまり続け、「日本は核兵器の開発を考えてるのではないか」と言われると困るし、使用済燃料(劣化ウラン)のリサイクル利用なので合理的だとかいってます。
軽水炉

反対派は安全面や建設費、維持費、資源ができるまでの時間、エネルギー効率などの全体的な費用の合理性から原子力発電自体を否定しております。

原発利用のメリットのひとつは、温暖化の原因である二酸化炭素を排出しないことだそうです。
反対・賛成よりも、原子力発電で生まれる放射性廃棄物をどうするつもりなのでしょう。原発推進派の人達の中で、人々の子どもの子どものそのまた子どもの安全、というような全体を通 して考えている人はいるのでしょうか?

ほんとうに原子力発電は安全なのでしょうか???

アメリカの原子力発電(2002年12月31日現在103基の原子炉が運転中で、その規模は世界一)の主流も軽水炉を使っているらしく、必然的に劣化ウランやプルトニウムがいっぱいできてきています。(2004.9.14)


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