女も男も No.129 生活時間を取り戻す──労働時間規制のあり方を探る(ON129)
PART 1 長時間労働は私たちから何を奪っているのか
「かえせ☆生活時間プロジェクト」がめざすもの
浅倉むつ子(早稲田大学法学学術院教授)
仕事と家庭のはざまで葛藤する男性
多賀 太(関西大学文学部教授)
朝夕食卓に全員がそろう核家族は2割以下に過ぎない
品田知美(早稲田大学文学学術院非常勤講師)
《探る・深める》「週3日労働で生きさせろ!」をテーマに掲げて
伊藤みどり(働く女性の全国センター副代表)
PART 2 長時間労働の原因と是正策を探る
電通事件はなぜ起こったのか
北 健一(ジャーナリスト)
実効性のある長時間労働の抑制策を
笠置裕亮(弁護士)
《探る・深める》時短の歴史からみた労働時間の思想
西谷 敏(大阪市立大学名誉教授)
PART 3 教職員の多忙化改善と生活時間の確保に向けて
生活時間を取り戻す「調整休暇制度」を提言
毛塚勝利(法政大学大学院客員教授)
ワーク・ライフ・バランスの中のジェンダー格差
油布佐和子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
日教組「超勤・多忙化解消検討委員会」の取り組み
内海早苗(女性部長、16年度「超勤・多忙化解消検討委員会」委員)
「ノー部活デー」実施で生活と仕事を見直すきっかけに
──兵庫県養父市の中学教員に聞く
PART 4 労働組合の労働時間規制の取り組み
〈取り組み事例①〉勤務間インターバル制導入で「休息時間の見える化」が進む
情報労連 KDDI労働組合
〈取り組み事例②〉超勤縮減へ向けた部活動休養日の設定、実施
岩手県教職員組合
〈取り組み事例③〉所定労働時間短縮によって、全員で真の働き方改革実現へ
フード連合 味の素労働組合
〈取り組み事例④〉教職員互助会に「超過勤務縮減プロジェクト」を設置
滋賀県教職員組合