女も男も No.123 歴史に学ぶ 戦争体制はいかにつくられたか(ON123)
PART 1 〈銃後の女〉への動員
女たちの〈解放〉への欲求をくみ上げた「国防婦人会」
──市井の女たちの戦争協力
加納 実紀代(女性史・ジェンダー史研究者)
女性運動家の戦争協力・翼賛
鈴木 裕子(早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員)
[文学・映像作品にみる1930年代①]『向田邦子新春シリーズ』
●歴史を学ぶためのブックガイド─本誌著者の近刊から
PART 2 メディアの戦争協力と「大衆」
戦争報道に向かわせた国家統制とメディアの内的動機
吉田 則昭(立教大学社会学部兼任講師)
婦人雑誌が描く1930年代から敗戦までの女性像
木村 涼子(大阪大学大学院人間科学研究科教員)
■コラム 戦時広告を見ることの面白さ
[文学・映像作品にみる1930年代②]『小さいおうち』
PART 3 思想統制と愛国心
独裁と愛国心はいかにつくられたか
──ドイツと日本の歴史から学ぶ
三宅 晶子(千葉大学文学部教授)
学校教育と教科書
──安倍政権による教育への政治介入の不当性と弱点を突く
高嶋 伸欣(琉球大学名誉教授)
国民の99%は戦争に協力し、支持した!
──「戦意」の推移から見えてくるもの
荻野 富士夫(小樽商科大学商学部教授)