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 子どもと健康 No.94 2012年 秋・冬号

 

東日本大震災に学ぶ

保健室からの防災

今いのちを守るためにできること

 

ISBN978-4-8450-0655-7
定価1,860円(本体価格1,771円+税)

 
 

PART 1 そのとき、養護教諭たちは──現場からの報告

From 岩手 避難所になった学校で、無我夢中に対応する日々でした

・山間部にある当校へ、震災翌日には500人余りの被災者が避難
・毎食、支援のおにぎり1個で駆けずり回る
・数カ月過ぎた頃、職員や児童の心身にさまざまなトラブルが

From 宮城 内陸部から、被害の甚大な沿岸部へ、「保健室のあねさん活動」

・内陸部に比べ、沿岸部は津波による被害が甚大
・大活躍の工業高校の生徒たち
・引き続き守っていかなければならない子どもたちの心身
・大切なのは、当事者が何を必要としているのかを聞く姿勢
・今も続く「保健室のあねさん活動」ボランティア

From 福島 いまだ復興という言葉さえ口にできない現状です

・震災翌日までは避難所だった浜通りにある本校
・原発事故からの避難民で、延々と車の列が続いた114号線
・340名いた生徒が再開時には42名
・防護服を着て持ち出したのは、子どもたちの「健康管理票」
・生徒数の激減に伴い教師の異動も
・現在、そしてこれから、子どもたちに何ができるのだろう

From 岩手・支援学校 障がいのある子どもたちも見慣れた環境と職員の姿に安心

・子どもたちを中にして職員たちが囲んで守った
・岩手名物“ひっつみ”で炊き出しを
・日頃から慣れている環境と職員たちで落ち着いていた子どもたち
・学校再開まで、職員が手分けして家庭訪問を繰り返す
・仮設住宅で過ごす保護者に高等部生徒のカレー付きお茶会も

PART 2 座談会 今だからこそ語りたい、命を守るためにできること

From 座談会 被災地から養護教諭の声が届きます

・震災後、保健師や医療スタッフが来るまではフル活動の養護教諭
  避難者の健康管理や医療チームとのつなぎなど役割は多彩
  不安感に寄り添うためにも日頃から子どもたちとの関係づくりを
  被災の状況が違い、さまざまな要素が絡み合って生死が分かれたことも
・福島だけの問題ではない放射線検査や健康被害対策などへの対応
  放射能の影響で外に出られないのが子どもたちの一番のストレス
  放射線検査への対応などで求められる子どもたちへの配慮
  不安に対応するためにも食材の線量データの紹介を
  個人情報保護のもと、健康管理にも難しい点が
  福島に残った子ども、戻ってくる子ども
・助かった、支えられた、養護教諭同士のつながり
  ひとり職場の養護教諭には横のつながりがうれしい支え
  望まれる、いざというときの養護教諭同士のネットワーク
  昔からの言い伝えが生きた津波避難
  日常の回復へ向けて子どもたちがホッとできる場である保健室に

PART 3 都市部の震災での養護教諭の役割

From 横浜 帰宅困難者などの問題も浮上した都市部の震災

・保護者の緊急時連絡先の確保など課題山積
・教員自身が帰宅困難者になる場合も
・校内に防災備蓄庫が設置されている横浜市
・避難所運営に際し、行政担当者が不在の学校も
・避難所に生きる養護教諭の視点
・子どもの気持ちに寄り添えるのも子どもに関するプロならでは

巻末資料 いざというとき役立つ震災関連情報サイト─養護教諭版─